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【統一地方選挙を前に】学校現場発!大阪の教育への提言を発表しました

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NPO法人School Voice Projectは、「教職員向けアンケート」に寄せられた学校現場の声と、「議員×教職員の対話会」で交わされた意見をもとに、以下の提言を作成しました。学校現場から大阪府議会議員選挙および大阪府下の市町村議員選挙の立候補者の方の皆さん、そして大阪府民の皆さんに向けて発信します!

よりよい大阪の教育を共につくっていくため、教職員の声や学校の実情を、知っていただければ嬉しいです。そして、この提言を”対話の材料”としながら、今後も政治や行政の皆さんとの対話を重ねていけることを願っています。

詳細は弊団体のWEBマガジン「メガホン」にて公開しています。ぜひご覧ください。

▼学校現場発!大阪の教育への提言書
https://megaphone.school-voice-pj.org/2023/03/post-3069/

提言骨子(詳細は「メガホン」記事を参照)

部活動
①部活動の大阪モデルについて  
大阪モデルの具体的な制度設計や運用を考えるうえで、現場の不安や懸念を聞いてください。

②部活動の地域移行/外部委託について
児童生徒が安心して、安全に活動できるために、外部指導員の採用時の性犯罪歴等のチェックや誓約書の提出、研修や定期的な面接等の充実、待遇向上を進めてください。

特別支援教育
①特別支援学級及び通級による指導の運用について
大阪で行われてきた「原学級保障」を今後も維持すると共に、通常学級がインクルーシブになるための措置として十分な人員配置や少人数学級化を進めてください。

②特別支援学校について
特別支援学校については、環境改善のため、教員数と教室数、予算の確保をしてください。

統廃合
大阪府立高校の再編整備計画における、3年連続して定員に満たない学校は再編整備の対象とするという基準を見直し、生徒の家庭環境、学校の特色や地域性、交通の便や地理的要件など多面的な条件を考慮した新たな基準をつくってください。

校則
「子どもの権利」を中心に置いた校則の見直しができるよう、子どもの権利条約やこども基本法の理念を学校現場にも市民にも、積極的に発信してください。 
(学校現場での自治的な取り組みを通して、校則見直しを進めていけるように応援してください)

児童生徒の評価
①チャレンジテストについて
評定範囲の調整に活用されるチャレンジテストは、廃止の方向で見直しをしてください。

②観点別評価について
観点別評価における大阪府独自のルールについて「進路」「学力」「授業のあり方」「学校生活の送り方」「教員の負担度」の5つの面への影響を検証して公表し、このまま続けるかどうかの判断をしてください。

大阪の教育(全体を通して)
教職員が児童生徒にしっかり向き合うために、また心身ともに健康に働き続けられる環境づくりのために、大阪府独自の予算で正規の教員を雇用し、学校現場の人員を増やしてください。

2023年3月26日公開
作成主体:NPO法人School Voice Project
賛同者:大阪大学教授・佐藤功 / 大阪公立大学教授・辻野けんま /
近畿大学教授・冨岡勝 / 近畿大学特任教授・吉岡宏 /