多くの学校で、新年度が始まる4月の忙しさは大きな課題になっています。しかし、4月の始業式の日程が、自治体によって違うことはご存知でしょうか?4月5日から始まる地域もあれば、4月10日から始まる地域もあります。4月頭の忙しさを考えると、この数日の差で、子どもたちを迎える準備が十分にできるか大きく変わりますよね。新年度の準備期間を十分に取るため、近年、規則改定を行った自治体もいくつかあるようです。
NPO法人 School Voice Projectの「#新年度の準備期間を十分に!キャンペーン」では、年度始めの教職員の忙しさ、ひいては新年度準備を十分行えずに子どもたちを迎えざるを得ない状況を解消するため、春季(春期)休業終了日(学年始休業日)の後ろ倒しを推進しています。
今回、YoutubeLIVE配信にて、以下のイベントを開催します。教育委員会関係者の方はもちろん、現場の教職員や保護者・地域住民の方にも是非ご視聴いただき、地元自治体での現状改善につなげていただければ幸いです。
今回のイベントでは、本キャンペーンを進めているSchool Voice Project のスタッフメンバーから、新年度準備期間が十分にとれないことによってどのようなデメリットが生じているのかを、現場の教職員の声を元に解説。また、独自の春季休業日程の調査から見えてきたことをお伝えするとともに、教職員、保護者、地域住民など、それぞれの立場からこの問題にアプローチする場合の方法についてご紹介します。
また、地方自治体の教育委員会事務職員として、この春季休業の期間変更(始業式の後ろ倒し)に現在進行形で取り組んでいる杉山史哲さんをゲストに招き、実際に教育委員会としてこの問題に取り組んでいく際の具体的な課題や手順、工夫などもお話いただきます。
もしも、あなたが来年の4月の、新年度準備期間を確保したいという場合、今動き出す必要があります。
ぜひこのイベントをご視聴いただき、各自治体での取り組みの参考にしていただければとても嬉しいです。
杉山 史哲さん(地方自治体教育委員会事務局職員)
教育大学在学時から授業や学校の在り方に問題意識を持ち、全国規模の教育イベントの立ち上げや探究/学び合い型の学習塾を運営する会社を起業。その後、大阪市の小学校にて教頭補佐として勤務したのち、学校の働き方改革と組織的な授業改善を支援する学校コンサルティング事業を始める。また、教職員対象のオンライン研修事業「みんなのオンライン職員室」を主宰。令和4年度からは地方自治体の教育委員会事務局に入職し、現在は市内の小中学校の働き方改革の推進等の政策・施策を立案・推進している。
NPO法人School Voice Project
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